初心者から学べる分子栄養学アドバイザー養成講座

皆さま、はじめまして。分子栄養学を学んでいる岸本容子と申します。
この文章では、私自身がオーソモレキュラーアカデミーで学ぶに至った経緯と、
橋本病を通して体験した試行錯誤、そして現在の変化についてお伝えしたいと思います。
分子栄養学に出会う前の私
分子栄養学に出会う前の私は、「健康でいるためには食べ過ぎないことが大切」
「体重を増やさないことが自己管理である」という価値観を強く持っていました。
当時はそれが意識の高い選択だと思っており、食事量を控え、糖質を減らし、
空腹を感じることさえも自分を律している証のように感じていました。
しかし今振り返ると、その食生活は必ずしも健康のためではなく、
「体重を増やしたくない」「痩せていたい」という思いが先行していたように思います。
若さや体力を過信し、「これくらいなら大丈夫」「多少無理をしても体は持ちこたえるはず」と、
自分の体の状態を深く考えずに生活していました。
その積み重ねが、結果として橋本病を発症する土台を作っていた可能性は否定できません。
体調不良が続く中で、「なぜこんなに気をつけているのに良くならないのだろう」
「もっと努力が必要なのではないか」と、自分を責める思考に陥っていきました。

分子栄養学との出会い
そんな中で出会ったのが分子栄養学でした。
「多くの人は、そもそも栄養が足りていない」という考え方は、
当時の私にとって大きな衝撃であり、同時に希望でもありました。
それまで私は、不調の原因を性格や気合、あるいは年齢のせいにしていました。
しかし分子栄養学に触れたことで、
「体の材料やエネルギーが足りていないだけかもしれない」と考えられるようになりました。
原因が自分の気持ちや根性ではないのなら、体は変えられるかもしれない。
そう思えたことは、私にとって大きな救いでした。

独学での栄養療法
私は書籍やインターネットの情報を頼りに、分子栄養学を独学で取り入れ始めました。
糖質制限、16時間断食、メガタンパク食。
良いと言われていることは、できる限りやってみようと、かなりストイックに実践していたと思います。
早く元気になりたい一心で食事内容を変え、サプリメントを取り入れ、生活を組み立て直しました。
最初のうちは「これで良くなるはずだ」という期待も大きく、前向きに取り組んでいました。

独学の限界と体調悪化
しかし、体調は思うように改善しませんでした。
タンパク質を増やすほど膨満感やガスが強くなり、次第に食欲そのものが落ちていきました。
食べることが楽しみではなくなり、「栄養を摂ること」自体が
負担に感じられるようになっていったのです。
それでも当時の私は、「まだ足りないのではないか」
「もっと摂らなければ体は変わらないのではないか」と考え、立ち止まることができませんでした。
不調が出ているにもかかわらず、「これは好転反応かもしれない」
「続ければきっと良くなる」と、自分に言い聞かせていました。

抜け落ちていた視点
独学を続ける中で、消化管の不調がはっきりと表れ、最終的にはピロリ菌が見つかりました。
この出来事をきっかけに、私はようやく「これはもう一人で進めてはいけない段階だ」と自覚しました。
今思えば、私には決定的に抜け落ちていた視点がありました。
それは、「栄養を摂る前に、受け取る体が整っているかどうか」という視点です。
消化吸収が整っていない状態で、どれだけ良質な栄養を追加しても、それは体にとって負担になります。
また、慢性的なエネルギー不足のまま糖質制限や断食を続けていたことも、
橋本病にとって決して良い影響ではありませんでした。

オーソモレキュラーアカデミーとの出会い
そうした限界を感じていたときに出会ったのが、オーソモレキュラーアカデミーでした。
オーソモレキュラーアカデミーでは、分子栄養学(オーソモレキュラー栄養医学)を、
サプリメント販売のための理論としてではなく、
食生活や生活習慣を見直すための「土台の学問」として捉え、実践することを重視しています。
一般の方や保護者が、栄養の専門知識を身につけ、
家族の健康に役立てられるようサポートしている点に、私は大きな信頼を感じました。
高額なサプリメントに依存するのではなく、まずは食事、そして生活リズム。
その人の現実的な暮らしの中で、無理なく続けられる形を大切にする。
この姿勢こそが、私がここで学び続けたいと感じた大きな理由です。

学びの広がりと生活への還元
オーソモレキュラーアカデミーでの講座は、もちろん非常に勉強になりますが、
学びはそれだけにとどまりません。
会員仲間の中には、医療、教育、食、運動など、それぞれの分野で専門性を持つ方が多く、
日々のやり取りや講座を通して、私自身も多くのことを学ばせていただいています。
例えば、離乳食に関する講座では、理論に裏付けられた実践的な内容を学ぶことができました。
その知識は、現在では孫の食生活にも自然な形で生かされています。
学んで終わりではなく、家族の生活の中に静かに溶け込んでいく。
それこそが、私にとっての栄養療法であり、オーソモレキュラーアカデミーの学びの価値だと感じています。

体調の変化
無理なメガタンパクをやめ、「今の自分に合った量」を見極めるようになったことで、
体の反応は少しずつ変わっていきました。
消化の負担が減り、食事への抵抗感が薄れ、体調の安定を実感できるようになりました。
結果として、鉄剤を使用せずにヘモグロビンが上昇し、橋本病陽性でありながらも、
現在は日常生活を元気に過ごせています。
以前のように常に不調を抱えている状態から抜け出せたことは、私にとって大きな自信になりました。

人とのつながり
オーソモレキュラーアカデミーで得たものは、体調改善や知識だけではありません。
全国に仲間がいて、同じ価値観で学び合える友ができたことは、何にも代えがたい財産です。
会員の皆さんは本当に温かく、互いを尊重し合う雰囲気があります。
また、マッキー先生のお人柄や姿勢からは、誠実さと責任感を強く感じており、心から尊敬しています。

マッキー先生の姿勢から学んだこと
オーソモレキュラーアカデミーで学ぶ中で、私が何度も心を打たれているのが、
マッキー先生のスピーチです。
その言葉には、知識や経験だけでなく、この学びを始めた当初から変わらない
「初心」が一貫して込められているように感じます。
その初心とは、「日本中の母と子の健康を守る」という想いです。
流行やビジネスとしての拡大に流されることなく、常に生活者の目線に立ち、
家族の健康を現実的に支えるための分子栄養学であり続ける。
その姿勢に、私は深い信頼と敬意を抱いています。
学びを重ねるほどに、「何を学ぶか」だけでなく、
「誰の想いのもとで学ぶか」が、どれほど大切かを実感するようになりました。

最後に
分子栄養学は、情報量が多く、選択肢も幅広いため、
一人で抱え込むほど方向を見失いやすい分野だと感じています。
だからこそ、正しい順序で、無理なく、現実的に学ぶことが大切なのだと思います。
オーソモレキュラーアカデミーは、特別な誰かになる場所ではなく、
自分自身と、家族の健康を、現実的に守れるようになる場所です。
この学びを必要としている方と、ここで出会い、共に学べることを心から願っています。


